2013年10月10日木曜日

PENTAX K-3発表、スペックを見て

PENTAXがフルサイズ機を出さずにまたもやAPS-C機を発表しました。
RICOH PENTAX K-3

少し大きくなって少し重くなって、K-7/K-5シリーズのバッテリーグリップが
使えなくなりました。
この辺、スペックの大幅進化を見ると仕方がないところか。
スペックを斜め読みするとスナップ用途としては
殆ど不満なく撮影できそうな素晴らしいカメラに思えます。
RAWで23枚連続で撮れ、秒8コマ。
K-5からコマ間のバタつきも少なく、K-7でもコマ間で逃したような
瞬間を捉えられることもあるだろうな。

ペンタ機材の良さは電源入れて押すだけでは写らなかった事、そう思ってます。
時代に乗れていないという面があるものの、ボディの特徴やレンズの描写を
撮り手が考えながらシャッター切らなければオイオイって、それが面白かった。
ところがK-5以降は割りとまともなボディになって、スナップ程度なら
電源入れて押すだけでよくなった。
これ、カメラとしては当たり前でコンデジだろうがスマホだろうが
一眼レフだろうが、究極の絶対条件だと思うんです。
でもペンタ機材は構図やアングルやセンスだけじゃなくて、
機材の特性を活かす腕がないとダメな部分が多々あったと思うんです。
逆に言えば、だからペンタ機材で撮れない人が居るわけで。 :p

例えば報道カメラマン、戦場カメラマン、野鳥撮りだの
瞬間狙いの究極の場合、電源入れて構えて押した瞬間に完結しないと
全く目的を達成しないと思うんです。
つまりAEの正確さ、AFの正確さと速さ、機械任せの部分です。
この場合はカメラマンが押す段階で構図やアングルは確定しているわけで、
あとはその瞬間を捉えられればそれでいい。
だからキヤノンの進化の過程は極めて当たり前の方向に向かってます。
それに対してペンタの機材は、それに応える高速AFモーターもなく、
それに応える機材ではありません。
向かなくて当たり前だと思います。
裏返せば、機材が撮ってくれる事がなく撮り手に委ねられている。
だからペンタ機材で撮れないという人が居て当たり前。
どっちがいいじゃなくて、何が面白いかの違いでもあるように思う。

フルサイズ機の噂が出てからそれをココロ待ちにしているのに、
今回もAPS-Cかと少しがっかり。
とはいえ、いくらペンタが主にアマチュアをターゲットにした
低価格な機材を提供するとはいえ、真っ当なレンズを手にするとしたら
相応な値段になるはず。
そう思うとAPS-Cで散財は出来ないなと思うのです。
K-7のシャッターカウント、まだ10万に届かず7万枚弱だから。

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