2018年10月28日日曜日

シリーズ E 36-72 F3.5

リトルニコンに合わせた廉価版レンズとしてシリーズ Eなる
レンズがあったそうな。
ニッコールの冠無しの不遇なレンズ。




ニコン EM、シリーズ E 36-72 F3.5 F8。
AGFA Vista Plus 200 36枚撮り。
焦点距離は.... 多分40mmから50mmくらいじゃないだろうか。
どうもEMの露出計がオーバー目なようだが結果オーライで。
案外立体感も感じるし、解像感もほどよくあるし予想以上に
価格以上に良い仕事をするレンズのようです。
最短撮影距離が1.2mらしく、被写体との距離を意識して
場面を選べばスナップ撮るのに持ち歩くお散歩ズームに丁度よい。
接写したいならマイクロニッコールでも探せば良い話。

このシリーズ Eはマルチコートじゃないだとか、トキナー OEMだとか
そんな話がネットで見つかる。
結局のところはニコンの中では異質な扱いにされたらしいが
ズームが得意じゃないからトキナーに任せて、ニコン様からすれば
庶民にも手が届く価格設定に近づけようと少しだけ努力したのでしょう。
(ニコンのレンズは常に高い)
Ai 35-70 が9万だったかした時代、この36-72 は45,000円。

それでも当時の物価を考えれば相当なお値段よね。
一般家庭のオトーちゃんが家族のためにEMとセットで買うなんて
よほどの事がなければ無理だったでしょう。
それが今や中古で3,980円。
レンズ構成 8群8枚、バルサム切れは関係ないとして
レンズの曇りやカビをチェック、外観もキレイで大当たり。

写りもクセなく、むしろアッサリ系に思えるのでフィルムの
特徴を極端に誇張せずに写し取ってくれそうです。
直進ズーム、慣れないとズームリングはドコ?と迷います。
EMに装着した画像は撮り忘れたので次回に。

横浜駅、相鉄改札前の写真屋さんでフード(HK-8)を
500円で見つけたのでラッキーでした。

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