HOYAでありながらレンズの充実がなかったこと、
だけど唯一切り売りせず、丸ごと譲渡というのが救いだろうか。
リケノン 50mm F2、和製ズミクロンとも言われた銘玉。
メチャクチャ高級感があるわけでもなく、後期型は
プラ鏡銅になって安っぽくなった事もある。
3回ほど手にとって買おうか悩んだが、結局ヤメた。
FA50 F1.4があること、APS-Cの50mm は使いどころが難しい。
開放F値が取り立てて明るいわけでもないが、値段の割に
カッチリと写るレンズという印象。
何度も作例を見ながら悩んだのを覚えている。
作例を見ればM43アダプタ経由でさえボケもそこそこ綺麗。
無理に開放F値を明るくしなかったのが幸いしたのだろう。
イマドキの開放バカ一代な数値・響きフェチには理解できないだろうが。
リコー XR500 + リケノン 50mm F2
ペンタックス Kマウントの銀塩カメラとレンズを
昭和の頃のリコーでは生産、販売していた。
カメラもレンズもとても高価で、そのうえ現像やプリント、
お金ないと写真なんて撮れなかった時代の話。
とても低価格なカメラボディに、安くてそこそこ描写の良い標準レンズの組み合わせ、これで写真を始めた
アラフォーも少なくないはず。
そんな事もあってリコーが買収というのも
あながち縁が全く無かったわけではない。
これは銀塩からカメラを触っていた人は知っているだろうし、
レンズの描写に興味のある人なら和製ズミクロンから
リコーがどんなメーカか知っていると思う。
GXRにフルサイズセンサー搭載、FA31 Limitedの
光学系移植なんてので、コンデジだけれどスナップ用の
良質のカメラが出来上がったりしないだろうか。
別にCMOSである必要もなく、CCDでいいから。
そんな妄想は楽しそうだ。
正確さは求めない上で、OVF搭載のレンジファインダーが
発売されることがあったら尚欲しい。
ぶっちゃけペンタの一眼はそれで置き換えが出来る。
一方で、、
ガワの造りは手抜きは少ないが、電子カメラとしては
脱皮しきれないペンタックスのカメラ本体。
事業統廃合で縮小されないといいなと思う。
なにはともあれ、家電メーカーに身売りされないで良かった。
あの安っぽいデザインでK-5後継機が出たら泣けてくるから。
その頃も写真を撮っているなら、僕はニコンを持っていたいと思うけど。
スナップはリコーなペンタでいいけれど、鳥だのやっぱりね。。
あれ?
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