2011年10月2日日曜日

ペンタックス、リコーへのドナドナ完了

HOYAからドナドナされてRICOH傘下になったPENTAX
ペンタックスリコーイメージング株式会社が発足となったようだ。

もう斜め上をいくメーカーである必要はないと思う。
そろそろ本腰を入れて、スナップだとか風景に拘るメーカーとして
ちゃんとした機材を作って欲しいと思う。

FAレンズの終盤、他社がレンズ内モーターに移行していた頃に
ペンタックスとミノルタは完全に取り残された。
今でもKマウント用のシグマレンズのいくつか、特に評判の良いレンズが
超音波モーター非搭載なのはその影響だ。

ミノルタはソニーにドナドナされてしまったけれど、昨今の製品の勢いは
方向性は違うとはいえペンタックスとは大違い。
そして光学系の魅力とはいえ、今でもそんなFAの糞レンズに
すがっているメーカーとユーザーも情けないものだと思う。
FA Limitedのピントリングは操作に値するものではない。
線が細く繊細でボケ味がDAとは違うFA Limited。
いやFA Limitedばかりではなく、標準ズームを含めてFAの
レンズのピントリングが糞過ぎる。
せっかくのレンズもMFで使うとイラっとまではいかないが残念な気持ちになる。
小型軽量の弊害だと思う。

ペンタックスの迷走は方向性の不明確さ、不明瞭さにあると思う。
苦手なAFも諦めるなら諦めればいいだけのこと。
動体撮影を目的にペンタックスの機材を買う人はまず居ない。
それでも動体撮影に挑む人はカメラマンであって、わかってやってるだけのこと。
とはいえスナップ機材なら納得するが、風景機材ならフルサイズであって欲しい。
それを拒むのは小型軽量偏重のユーザーに他ならない。
実に残念。

ペンタックスの迷走は報道やスポーツを中心としたプロカメラマンが
そっぽを向いたというのもあるだろうが、多くは一般のスナッパーが原因である気がする。
それがニコンやキヤノンと違う方向性の基となっているとしても、
振り返ればFAレンズからの大きな進歩、デジタル機材としての進歩は
他社に大きく遅れていると思う。

レンズメーカーが見放した今、リコーがリケノンの冠でフルサイズの
基盤となるレンズを多く発表してくれることを祈るばかりである。

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