2011年3月20日日曜日

世界一簡単なラジオを思い出す

夜間の計画停電の時に思い出した事を
今また思い出した。

随分と昔、世界で一番簡単なラジオを雑誌で見た覚えがある。
さて、初歩のラジオだったかラジオの制作だったか。。。

それはこんな感じ。

・ゲルマニュームダイオード x2個
・セラミックイヤホン

これだけ。
ゲルマニュームダイオードというのは小さなガラス菅の中に
ゲルマニューム素子が入っていて、両端にリード線が出ている部品。
(この説明は正しいのだろうか?)
とりあえずWikipedia記述では「ゲルマニュームダイオード
近からず遠からず?
そのうえこんな部品、イマドキ見かける事は殆どない。
古いトランジスタ式AMラジオが物置にでも転がっていれば
もしかしたら基盤に乗っかっているかも知れない。

昔何を使ったか覚えていないが、アタマに浮かんだのは
1N60 という部品。
回路図はこんな。

世界一簡単なラジオって
世界一簡単なラジオって posted by (C)Takahiro Morohashi

回路図といえるかどうか、それほど簡単だから
忘れるはずがない。
電池要りません。
周波数選択に必要なコイルやバリコン要りません。
スピーカーを鳴らすことなんか出来ません。
クリスタルイヤホンの代わりに、何がしかのアンプへの
入力にすればスピーカーを鳴らせるかも知れません。
(そんな事当時やったはずもなく)

アンテナは確か黒電話のダイアルにあった金属の爪というか。
ダイアル式電話を回すとダイアルが止まる場所にあった
金属の爪みたいな部分、あれに繋いだ気がする。
後はベランダの金属部分とか。

このラジオ、もしかすると今の時代だと
例えばコンピュータの電気ノイズだとか、いや携帯電話の
電波のような一般的な生活の中にある電気ノイズの影響を受けて
うまく放送を聞けないかも知れない。

こんな単純な部品の組み合わせでも、ダイオードって何?
クリスタルイヤホンって何?
むしろまわりを見回しても見つからないかも知れない。
集積回路の塊と化した電気製品ばかりの今の時代。
むしろこういった部品の方があるのは珍しい。
今回のような災害時に役に立つかと言えば....
とても微妙だったりする。

だけど昔、このラジオを作った時に確かに聞こえたんだ。
いくつかの放送局の番組が混信してたけど。
クリスタルイヤホンから聞こえたお世辞にも
良い音のわけがなく、聞き取りにくいほどの音量で鳴ったり
逆にあれ?こんなに良く聞こえるのかって事も。
おぉーって思ったのを思い出した。

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