2011年6月3日金曜日

ボディ内蔵手ぶれ補正、後ピン再発

FA50 F1.4が使いにくくて出番がなかった。
特にAFでピントが合わない。

明るいレンズ、天体写真を撮るわけでもなく
いけない場面を追いかけますわけでもなく、
室内撮りをするわけでもなく使い道に困るレンズ。
全然寄れない明るいだけのレンズ。
逆に、被写体と距離を置けるレンズ。

ましてや50mm、デジタル一眼では使いにくい画角。
特にF2.0より開けるとピントが合わない印象だった。
フルサイズなら付けっ放しにするレンズなのかも知れない。
出来上がる写真がなぜか後ピンの大量製造。
ちょっと絞りを開けてボケを、そういう場面ではピントが
なんだか、うーんという感じだった。
だから殆どマニュアルで薄氷を掴むように使ってきた。
この頃のレンズ、ピントリングが糞すぎでマニュアル撮影に向かない。
気づいたのはメーカー保証が切れた後....
メンテに出して調整するとおよそ1万円弱かかる。

前回のメンテから半年過ぎたのと、センサー汚れ
ファインダー汚れが気になってきた。
背面ダイアルの調子が悪い事もあって、ついでにメンテに寄った。



FA50 F1.4 はF2.2 くらいでボケとピントの芯が調和すると思う。
F2.8 まで絞るとカッチリ写ってあまりオモシロクない。
シグマの17-70 はF2.8だとボヤけた解像の低いレンズだけど、
さすがにFA50 でF2.8 まで絞れば、アレの比じゃないな。



F1.4 露出補正 -0.7 で1/15秒。
これでも露出オーバー気味か、この場所は立ち位置で
明るさが微妙に違うこと、暗いレンズで撮ると真っ暗になる新宿の目。
写真の中の新宿の目は、埋もれる情報が多い。
これくらい明るく撮ると何か見えるんじゃないかと思った。
なるほど、瞳に映り込む通行人を発見した。
300mm F4 で一脚立てて瞳だけ撮ると面白そうだ。

どうせプリントしてもL版や2Lだから、そんな考えだと
等倍でディテールを見て発見する楽しは見つからないだろうな。
またそういう被写体とも真剣には向き合わないと思う。
確かに紙に焼いてはじめてカメラやレンズの性能や個性はわかるかも知れない。
けれど、等倍で見たときに写真だから発見できる何かは潜んでいる。
普段は見過ごす何かが一杯埋れていることが多い。
だから解像の高いレンズが欲しいし、高性能なカメラが欲しい。
もっとも、FA50 F1.4は高価じゃないしフィルム時代の設計の古い
普通のレンズだけれども。

FA50のピントは問題なしとのこと。
確かにK-mで使うとAFでも狙った場所にピントくるものな。
ボディ側が後ピン、え?いや.... 前回調整したが....
ダイアルは修理要。約1万9千円なり....

とりあえず、メンテから1年経たずに、またもや後ピンになる原因を聞いてみた。
はしょって書くと、手ぶれ補正の影響も少なからずあるらしい。
センサーを動かして補正するわけで、ほんの僅かなズレが
出てくればピントにも影響すると。
ピントにシビアなレンズを使うと、「やや後ピン」が
デジタル一眼だから余計に気になるのだろう、そういうことらしい。

ボディ側の後ピンはフォーラムで再調整可能との事で、
出来る範囲で調整をしてもらった。



なんとなく前より違和感がなくなった気がする。
FA77やFA31ほど上品ではないけれど、ボケ方は綺麗だ。

問題は背面ダイアルの動作不調、内部基盤ごと交換要との事らしい。
まったく動かなくなるまで放置することで、修理しないことにした。
最悪バッテリーグリップのダイアルで事足りる。
K-5の後釜が出るなら、直すより買い換えたい。
いや、そのタイミングで直せばいい。

メカの塊というより電子パーツの塊なデジタル一眼、
こんなに不調続きというのは雑に使い過ぎているせいだろうか。

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