2011年5月16日月曜日

もうちょっと寄りたい

お手軽に寄って、お手軽に写真を撮りたい。
高価なマクロレンズとかじゃなくて、普段のお散歩装備で。


お手軽マクロ
お手軽マクロ posted by (C)Takahiro Morohashi

元々はMZ-5nの標準レンズで壊してもいい予定で一緒に買ったレンズ。
目立って高性能な点もなく、強いて言えば80mm で
なんちゃってマクロ機能が使えるくらい。

買ってから殆ど使うこともなく肥やしとなっていた。
そこで、前からやろうと思っていたプチ改造を。
ココを見ながら広角端から望遠端までのマクロが有効になるように。
とは言え背景を意識した構図が思い浮かばないと
広角側マクロを使うかどうか。
やや寒色系の発色はPENTAX K-m のCCD コッテリ系と組み合わせれば
割と好みの色合いで写真が撮れる。

改造後は80mm限定だったマクロ撮影が、28-80全域で使える。
レンズ先端から20cm くらいまで被写体に寄れる。
この頃のレンズとしては優秀な部類。
とはいえ17-70 DCマクロと比べると少しあれだが。
ピントの芯はあるように思うが。。。微妙。
被写体のエッジからボケていくあたりとか、あるいは背景のボケてる部分は
収差の影響か二線ボケがはっきりわかる気がする。
F8 まで絞っても近接撮影で考えれば解像感も今ひとつか。
純正 FA28-70 F4 AL と比べようと思ったが寄る以外はイマイチ。
中古で2,800円だったか、こんなものだ。

寄れないけれど、純正 FA28-70 F4 AL はというと。



収差(二線ボケ)もそれほど気にならず。
何枚か撮った中には花びらの端にヤンワリと
収差の影響がある写真もあるが極度に下品というわけでもなかった。
これがLimited やスターレンズなら問題だろうが、このレンズは
フィルム時代の普及価格帯標準ズーム。こんなもんだろう。
そこそこ写ると評判のレンズだったが、絞ればやっぱりちゃんと写った。
このFA28-70 でもうちょっと寄れたらなと思う事がある。
リバースアダプタか。

解像だとかボケだとか収差がどうだとか、こういう散歩向けの
お手軽便利ズームに求めるべきではないかも知れない。
むしろ、フィルムの頃では躊躇して撮れなかった場面で、
アラは目立つが面白い写真が撮れる、そういう事を期待したい。
カッチリとした画像、クッキリというのと違う感じで。
でも、やっぱりFA28-70 F4 AL がもう少し寄れたらと思う。

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