時々思いながらもクチに出せない言葉が沢山ある。
空の日イベントで羽田空港を見学していた日、
どうやら父親が具合を悪くして救急車で
病院に担ぎ込まれたらしい。
幸いにも大事には至らなかったようで、日が変わってから
母親からメールが届いて知った。
こういうことはこれまでに何度かあって、やっぱり
自分が歳をとった分、両親は老いていく。
10年くらい前だったろうか、20年以上一緒に
時間を過ごした猫が死んでいった。
プライドが高かったのか、あるいは自然というか。
動物の本能なのか、もう具合が悪くて
寝ているのがやっとだったのに、トイレまで
自力で歩いて用をたしていたそうだ。
寝床を汚したくない綺麗好きだっただろう。
最後の最後まで。
そんな猫と最後に顔を合わせて帰宅する時に、
あの子は低い声で鳴いて僕を見ていた。
また来るからねと声をかけたら、僕の目を見て鳴いた。
思えば、あれはお別れだったのかなぁと今でも思うことがある。
僕はそんな猫に一言として感謝の気持ちを伝えた事はなかった。
割と、いやかなり我侭で勝手で、利己主義な僕を
それでもたまに気に留めてくれる人には
やっぱりちゃんと言いたい。
いつもありがとうと。
ほうぼうに散っていった友人や、近くに居ながら
なかなか顔を合わせる機会のない友人や、
あっちこっちで知り合った人達や。
そして両親や。
みんなに感謝しています。
ありがとう。
0 件のコメント:
コメントを投稿