2010年9月11日土曜日

PENTAX K-r 発表

9/9 の発表確定は知っていたが、K-5 は20日のようだ。
もうK-x の後継機を発表してしまうなんて。




PENTAX のママデジはEOS Kissと比べて圧倒的に
使い勝手が悪かった。
AF 精度、性能もキャノンはKiss でさえ手を抜いていないと思う。
PENTAX の唯一のメリットは大きさと重さぐらいだったと思う。
もう入り口からして流石キャノン、差が明確だったのは事実。

K-r はピント確認用のスーパーインポーズが搭載されて、
これまでピントの把握がイマイチわからなかったママデジの
使い勝手を向上されている。
やっとKiss に追いついたといったところか。
スーパーインポーズが無くても慣れればピントの山は
わかるが、万人向けではなかったかも知れない。
むしろスプリットスクリーンが使えるオプションマットを
出してくれる方が嬉しい人も居るのではないだろうか。

AF 精度や性能が極端に向上することはないと思うが、
若干は改善されたのかもしれない。
645D からの流れを搭載したようだが、割と風景や
静物を撮るはずの645D のAF 機構が、動きの多い
子供や動物を撮るのに適しているのだろうか。
これは少し疑問が残る。
ウゴキモノが得意じゃないのは方向性の違いなので、
これは仕方ない。

センサーが変わった事で高感度耐性がK-x より
さらに向上するようだが、夜景撮りで効果を発揮するかも知れない。
高感度対応、ノイズ処理はセンサーが受け取った偽信号や
誤検出の補正も含むはずだから、これはこれでどうだろう。
高感度ならいいというものではないとも思う。

連写性能が秒6枚に向上、これはママデジの機能を
一歩超えたと思う。
動きの多い子供や動物の瞬間を撮るチャンスが増えるかも知れない。
Km は秒3枚、K-x は秒4枚。
K-7 でさえ秒5枚であることを考えると素晴らしい。

バッテリーの実装がK-r は素晴らしかった。
専用バッテリーを使うが、専用電池ホルダで単三電池も使える。
もっともK-m, K-x のボディを使いまわしているので、ここを
あえて変えるとは思わなかったが、汎用電池が使えるメリットを
残したのはよかったと思う。

否定的な話をしているわけじゃない。そうじゃない。
表向きPOP でオネーちゃん向きな印象もあるが、
写真好きにという作り手の思いがしっかり込められている。

ダイアルが1個足らないので、マニュアル撮影では
不自由する場面が出るかも知れないが、K-r はK-7 さえ
超えた可能性がある。
マニュアル撮影をしない人ならK-r でいいという人も
出てくるかもしれない。
ケーブルスイッチが使えたらK-r でもいいと思ったかも知れない。

同時に発表されたDA35 F2.4 はプラスティックのカタマリだが、
Limited レンズは手が出せず、FA35 で悩んでいた人にも
手が出る値段で売られそうだ。
絞り環がないのでマニュアルでジックリ撮るにはK-r では難しいが、
K-7 なら親指と人差し指で2個のダイアルを使えるので、
AF, AE ではない楽しみ方がが出来るかも知れない。

技術の進歩は速い。
しかし、毎度の事だけれど。
HOYA は他社にはレンズを供給している。
それなのに、なぜ超望遠を作れない?
400mm とか500mm とか。
300mm は入り口でしかない。
ほとんどの場合で超望遠を使いたい場面だと、
300mm じゃ足らないのです。
K-5 が発表されるとして、せめて400mm のレンズも
出てくるといいな。
手が届く値段で。

リバーサルフィルムモードで鳥を撮るのは
なかなか面白いのですよ。
だから見合ったレンズがあったらなと思う。

もう1点だけ苦言を。
DA-L のL が付くレンズはどうにかならないだろうか。
キットレンズのL はヤメテもらいたい。
マウントがプラスティックであるかじゃない。
古い設計のレンズであれば仕方がないとも思うが、
QSFが使えないレンズはPENTAX らしさを微塵も感じ無い。

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