2010年4月16日金曜日

ユビキタス

ここ2、3日ほどブログに書く内容が纏まらない。
主題はご他聞に漏れず、iPhone とiPad です。



いや、タイトルと違うじゃない?
モバイル系の仕事に少しでも拘った人は、特にバブル世代以上の
企画職でも、SE でも、プログラマでも、この言葉は一度は必ず
目にしたと思うんです。
しかし、このキーワードが盛んに言われ、官民での取り組みは
今ひとつ成果がなかったように思うんです。
キヨスク端末、ホットスポット。
他にもあるはずですが、今ひとつ盛り上がらなかった。
いや、中には目に見えないだけで実際に利用されている技術もあるんです。
例えばRFID はモバイルに分類されることもあるんです。
しかし、一般的に知られているモバイルのイメージとは
少し離れているし、案外気がつかない。
ホットスポットはビジネス展開されて、ビジネスマンには比較的に
浸透した成功例の一つ。
でも、一番の代表例は携帯電話。
しかしながら携帯電話は情報量やコンテンツの制約も多く、結果的には
ユーザのニーズを完全に満たすものではなかったかも知れません。

iPad は実物を見たことがない点、iPhone ほど可搬性が優れているとは
思えないことから、どう考えるのか複雑です。
NetBook の置き換えや、いやノートPC そのものを置き換える
対象の一つかも知れません。
大きさのメリットは可能性も広げます。
僕個人はコンパクトデジカメの置き換えに将来的にはならないか、
そんな事を考えています。

話を戻してユビキタス。
いつでも、どこでも、欲しい情報や受けたいサービスを自由に享受できる。
この大きな括りを差してユビキタスと言われてきました。
キーワードが大事なのではないのは、よくある事なんですが
では、ユビキタスって何なのか?何だったのか。
その答えの一つ、もっと言えばこうあるべきだったのかな?
具象化されて実現されたカタチの一つがiPhone にあるのかなと思うのです。
それはものすごく曖昧で、言い過ぎかも知れない事は承知しています。
iPhone に限らず、アップル製品の持つ一貫性(良くも悪くも)が
これだけ受け入れられたという事実は否定できない。
勿論、ユビキタス特区に示されるような公共性とは違うかも知れない。

普段からアップル製品をバカにしているのに?
事実は事実と受け止めて、この先にあるものを想像しないで
楽しいね、それだけで済ませては勿体無い。

この4日間で場所を変え店を変え、更にはiPod touch まで触り
何がここまで狂喜乱舞させるのか、ここに至るまでに過去を振り返ってみて
自分が想像可能な何かはなかったのか?
この先にあり得る何かを想像できないか?
自分のライフスタイルに合わないからといって、無視してはダメだ。
そんな思いでユビキタスを思い起こし、更にはパラダイムシフトの
予感さえ感じています。
局所的にはパラダイムシフトもあるのかも知れません。
少なくとも、国産携帯は特に国産スマートフォンの在り方は
ユーザが強く評価する(iPhone との比較)のは明確で、
棲み分けになるのか、沈んでいくのか。

少し前のデータになりますが、価格.com が公表しているデータから、
No.033 スマートフォン購入状況調査
2009年8月の段階で、5人に1人がスマートフォンを持っていると
解答しているそうです。
携帯電話の定義そのものを、iPhone が変えてしまうだろうと
そんな予想さえ(いい加減ではあるが)可能です。
いや、もう変わっているという人も居るでしょう。
iPhone ユーザが高齢者で増加すれば、まさに.....
ここだと思うのです、真のユビキタスの意味と価値は。
単なるヒマ潰し的な携帯ガジェットではなく、逆に機能や政策面から
定義された事業でもないという意味で。

ビデオ・オン・デマンドと並んで、いつの間にかそうなったユビキタス。
僕は勿論置いてきぼりを食らってます。
ユビキタス?そんなキーワードの括りや、分類とiPhone は関係ない。
そう思う人も多いかと思います。
でも、おそらく目指しているところのベクトルはそう違わない。
僕はところかまわず、食事中だろうが電車の中だろうが仕事中だろうが、
ちまちまと小さな画面を見つめて何かをするのは嫌いです。
でも、携帯電話は持っているし携帯メールの読み書きは普通の人並みに
普通にします。TPO をわきまえて。
便利になるというのは、自分本位で利己主義的な面がどうしても
最優先になっていきます。
便利なのはわかるんだけど、限られた情報量にブロードバンド以上の
対価を支払うのも生活スタイルから外れる。
それでも、iPhone は画面サイズを除けばこれまでの携帯電話よりも
何か役に立ちそうな予感がする。
まずはそう思わせるだけでも凄いことだと思います。

仮に、特定キャリアが機種によっては実質ゼロ円の端末料金が
一つのきっかけであっても、実質的な通信料金がドコモより安いとしても、
これまでの携帯ナントカの括りで唯一大騒ぎになっているのがiPhone。
報道を含めた誘導があったとしても、それだけじゃこうはならなかった。

知りたいこと、やりたいことをどうやって手に入れるのか。
この観点でiPhone は情報関連業全体に一石投じて、一般消費者が
それを支持したといっていいのかも知れません。
それならオマエはiPhone を買うのか?
あの液晶サイズの画面に求めるものは、僕の中には微塵もありません。 :-)

やっぱり書きたいことの1万分の1も纏まらない。

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