2010年6月14日月曜日

冷静に文章を書けない日

昼間さらっと書いた「はやぶさ」の件、
朝、ラストショットを見たときに実は号泣したんだよね。


カプセルを切り離し、あとは地球の引力で大気圏突入という場面で
「はやぶさに地球を見せてあげたかった」
オマエら、バカじゃないの?
なんて思いながら泣けて泣けて仕方がなかった。

昼間の文章はニコ動のネタも引用せず、
あるいはドロワーのネタも引用せず、
なるべくサラっと書いてしまおうと努めた。
結果としては事実背景やらエピソードも無く
あぁ良かったねみたいな不本意な文章を書くのが精一杯。

はやぶさに地球を見せたかったのと同時に、
はやぶさが地球を見たことを見届けたかったのかな。
地球に戻ってきたことを確認したかったのかな。
カプセルを切り離した後だから、多少無理をして姿勢制御しても
引力に逆らうことはない。
ここでチャンレンジしたとしても、何の問題もなかったのだろう。
そして、確かにはやぶさは地球を見たという証拠を残す成果を収めた。

こんなに凄い写真は、おそらく僕は撮ることは出来ないだろう。
写真には思いが宿る。

後になってみれば何とでも言えるが、同じ日の午前中に
僕が撮った写真はこれ。



地面に落ちてしまう寸前のシャボン玉も綺麗に輝いていた。
だから付けたタイトルは「夢の色」。
込めた思いは想像に任せます。いや、想像してください。
これ見ても泣けないでしょ?
撮った本人でも泣けないもの。
いや、なく必要はないけれど、せいぜい
よくピントが合ったよね?くらいなもんですよ。
撮った本人としても。

はやぶさが撮った写真には色もなく、ノイズも乗って
データ伝送が途絶えたのか、途中で切れてて。
でも、泣けるんだ。
それは撮り手の思いにカメラが応えた事が伝わるからで、
撮り手の思いが伝わったからだと思う。

自分の写真に少し行き詰まってたんだけど、
ココロが洗われたような思いがする。

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