2010年6月24日木曜日

写真に残らない景色

構図だのアングルだの気にして肝心な瞬間が
全く写真に残らない場合がある。
むしろ撮り手がヘボすぎるのでソレばかり。




雨上がりの夕方。
夏至を過ぎたばかりだから、夕方5時過ぎでもまだ全然明るい。
そんな時間にふと電車の外を眺めてみると....
丹沢連峰にドーンと雲が乗っかり、しかも富士山が
くっきりと、はっきりと見える。
雨上がり、そうか雨上がりだもの。油断していた。
梅雨時にこれだけ綺麗に富士山が見えるのか。
いや、丹沢連峰にかかった雲の景色も見事だった。
完全に油断していた。

今の時代、カメラをカバンに忍ばせ続けて
毎日過ごすのは難しい。
確かに携帯電話のカメラは格段に進歩した。
けれども、やっぱりAFは甘いし露出も適当だし。
コンデジ、確かに携帯よりは綺麗に撮れる。
でも、やっぱりセンサーが小さいカメラって
ちょっと凝ったことをしようとすると、今一歩。
でも、L判の大きさで印刷する程度なら、コンデジでも
確かに大丈夫だとは思う。

えっと、道具を持ち歩いていながら写真に残せなかった
風景、景色が沢山あることに気づきました。
何を今更、そんな話ではあるけれど、割と近場だったり
普段よく行く場所だったり、そういう所だったりしても
ふと顔を上げて辺りを見回すと新鮮な景色が目に映ったりするものです。
近いとか遠いとか実は、そうじゃなくてその瞬間は
2度と来ないわけです。これも今更。

10代や20代の頃、こんな事は思いもしなかったし
いや、それはオマエが歳をとったんだよ、そうかも知れない。
ちゃんと物事を見てこなかったのかも知れない。

逆も勿論あると思う。
視界に入っていながら気付いていないものも当然ある。
難しいね、生きてるっていうのは。

なんだっけ。
写真に残せていない景色、目に焼き付けた景色は
忘れないようにしたいなと思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿