2011年2月5日土曜日

黄昏時の8秒間

合わせて300枚写真を撮ると整理に時間がかかる。
RAWで撮っても余程何かがなければJPEG変換で終わりだけど。

三脚立ててファインダー越しに富士山を眺めていると、
他の人が何をして何を見ているのか見えなくなる。

せっかくの視野率(特定の条件としても)も、拡大アイカップを
常時付けていると、特に広角レンズはファインダーでは
見えていない空間も切り取ってしまう。
実際僕が富士山に向けて構えたレンズの方向も、
二人のオバチャンが座っていてとても気になった。
じっとしていてくれればいいのだが.... (^ ^;;
ファインダの下の方にオバチャンの白い帽子が
何度となく入ってきて冷や冷やした。

デジイチなのに手持ちでフラッシュ炊いて富士山撮ってたワカモノも居た。
僕の真横で....
真新しいEOS ストラップにキットの標準ズームか、なるほどね。 :-)
でも、もしかすると手前にフラッシュの効果が出たのかもなぁ。
手前が明るく、遠景の富士山はキレイな空のコントラストの中だったり。
まわりへの迷惑は別として。

そんな事もあって時折レンズの方角周囲をチラ見するのだけど。
そんな瞬間に見つけた光景をスナップライクにシャッターを切った。
江ノ島をどこまで切り取るか、堤防(?)の街灯の光芒がどう写るかとか、
そんな事は何も考えないで。
三脚立ててもスナップみたいな感覚で。




左が江ノ島、右手に富士山。
写真の中に二人の人物が居る。
露光が8秒。
この二人、等倍で見てもブレが無いように見える。
8秒間、じっと富士山を見つめてカメラを構えていたのかも知れない。
街灯の下とはいえ、実際は写真の写りより暗い場所だった。
だから多少のブレは捉えられなかったのかも知れない。

それでも8秒もの間、やっぱり富士山を眺めていたんだな。
この写真の中の二人も。
この日は空のコントラストがキレイだった。
後から思えば、三脚ずらしてアングルを変えたかった1枚。

2 件のコメント: